母の話、第五話。

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うちの母は、昭和9年生まれである。

なので、もちろんあの恐ろしい戦争を

体験した世代である。

 

母は、最近よく昔の話をする。

自分の幼少期の事を、事細かに覚えている。

 

なのに、さっき話した事は全く覚えていない

お金を渡すと、すぐ隠す。

そして、なかなか見つからない。😱

ある意味 凄い!

 

話が横道にそれましたが本題に入ります。

 

これは母から聞いた話である。

 

その昔、マラリアが流行していた頃

もれなく祖母と母が同時にかかり、

2人してかなりの高熱を出していた。

 

祖母は、幼い娘の喉の渇きを

癒してあげようと急須からお水を

娘の持っている茶碗に注ごうとする。

 

だが!しかし

 

2人して高熱に侵されていたせいで

どうしても手の震えが止まらず

カタカタ、カタカタ。カタカタ、カタカタ。

ずーっと持っているものだけがぶつかり合い

いっこうに、お水が入らない。

それどころか溢れる。😆

 

なんだか、それがこの2人の

笑いのツボにはまったのか

ふたりして大爆笑したそうな。🤣🤣🤣

死ぬか生きるかっちゅう時に、

ふたりして、

なんとも明るい親子だ!

 

笑っちゃいけないけど、笑っちゃう。

母のマラリアの思い出でした。

 

やっぱりあのマラリアで一命を

とりとめただけあって

我が母の生命力は凄い!

今も、明るさだけは人10倍!

 

これからも、その調子で宜しく!

 

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そして、沖縄の太陽の下で育まれた

あなたの明るいDNAが

しっかりと受け継がれている事に

感謝です。

 

ありがとう!

 

そして、今日も電話の向こうの声が

半端なくデカーイ!😆

 

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そして、我が母は今日も、我が道を行く!