母の話、第七話

私の生まれた石垣島は、
南の島なので、よく台風に襲われる。

何故だか台風が近づいて来る時には
空がこんな感じになる。

綺麗だけどなんだか不思議な感じがする。


これは、うちの母から聞いた話してあるが

ある夏の終わりに、猛烈な風を伴う
大型の台風が来たそうな。

その時、うちの父はまだ生きていたが
少し体が不自由で、あまり上手には
歩けなかった。

うちの家は、雨戸が無く
台風の時は、窓ガラスが割れないのか
いつもヒヤヒヤさせられる。

海外に住んでいながらもいつも心配だ。

当の本人達は、台風が去った後
毎回、今回もラッキーだったねー!
なんて、のんきなもんで。

おいおい、早く雨戸修理しないと
そのうちー!って思っていたら

案の定、予感的中!😱

何かが飛んできて窓ガラスが、割れた!
家の中には、猛烈な風がー!

その時、母がとっさに取った行動が

炊飯器の内釜を、父にかぶせた!

そう、ヘルメットがわりに。😆


でも、炊飯器がひとつしか無いって事は。。
これって愛だよね~!

母ちゃん、見直したぜ~👍😄

って言うか、

今度私が帰ってくる時にはちゃんと
ヘルメット⛑
用意しといてね~!ふたつね!

そして、わが母は台風にも負けず
今日も我が道を、行く!